menu

ブログ

2022.12.07

企画展「線とかたち2022」を終えて

昨年に引き続き、今年も神ひとケモノ主宰の毛涯達哉さんをお迎えして企画展「線とかたち2022」を開催し、12月4日に無事、展示を終了することができました。(11/26-12/4)

ご来廊の皆様に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。


この企画展は「線とかたち」と銘打ち、国と時代をクロスオーバーさせています。

考古発掘品であるという共通項のみで、時代は石器時代、メソポタミア、エジプト、ローマ、エトルリア、ギリシャ、ペルシャあり、今回は中国にもまたがり、ほぼ全世界を網羅することとなりました。

全出品作品は、古代の「線」が作った「かたち」に見どころがある考古発掘品であることが展示の条件となっています。

毛涯さんは昨年展示が終わってからすぐに、今年のための仕入れに取り掛かってくれています。

1年かけて仕入れをし、この「線とかたち」のテーマに見合う展示内容を編集してくれました。


ご来廊のお客様は、出品物に関する毛涯さんからの説明を、大変興味深く聞いていらっしゃいました。

古代の「線」が作った「かたち」が奏でる物語を、お客さまが会場で出品者から聞くことで、この展示が完結します。

特に、今回の展示に予備知識なしでいらした方々が説明を聞き、大変興味深かった、面白かった、歴史の厚みに圧倒された、などの嬉しい感想を寄せてくださいました。

ギャラリー久我では今年も今回の展示の図録を制作、特に今年は大胆に古代の「線」と「かたち」にフォーカスしたものを制作いたしました。

撮影に関しては、出品物に関する事前説明なしで、Tomoko Osadaさんに撮影してもらいました。 いつも撮影をお願いしているTomoko Osadaさん。今回も、じっくり時間をかけて出品物と対峙し、「線とかたち」を切り取り、浮かび上がらせてくれています。

図録は、昨年よりかなり多めに制作しましたが、ありがたいことに会期が終了した後も通販などでお求めくださったお客様もいらして、現在完売しております。


企画展「線とかたち」は、また来年へのスタートを切りました。


2023年は、どのような「線とかたち」が展開されるのか、私自身も大変楽しみです。


ご来廊の皆様、図録をお求めくださった皆様、そして何よりも出品者の毛涯達哉さんに改めまして感謝申し上げます。 ありがとうございました。


「線とかたち2022」展示品(一部)