ブログ
2022.04.27
[Event report] スティーブ・ハリソンのうつわと楽しむチーズの会 紅茶とチーズのペアリング
コロナ禍においても定期的にBon Fromage主宰の河西先生と打ち合わせをしながら、イベント再開の時期に関する相談をしておりました。
3月に入り、オミクロンも落ち着いてきて規制が撤廃されたので、感染対策をしながら再開させていただくことにしました。
人数はなるべく少なめの4名にし、その分イベント回数を増やすことに。
おかげさまで、もともと来てくださっていた方々が復活してくださり、後はSNSでも来て下さる方々がいらしたので、平和裏にそして和やかに開催することができました。
改めましてご来廊の皆様に感謝申し上げます。
さて、コロナ禍においては、緊急事態宣言や、それに続く蔓延防止対策も取られたため飲食店のあり方も大いに変わってしまいましたし、今年はウクライナ〜ロシア問題が勃発し、それにより海外品の流通スケジュールが大きな打撃を受けました。
現状を鑑みて「家で楽しく美味しいチーズをいただくこと」にフォーカスし、その含むタンニンが、とてもチーズと相性の良い紅茶をペアリングすることをテーマとしました。方向性としては、全く新しい試みです。
チーズプレートの中身も流通動向が日々変わるということにより、1週目と2週目の内容が若干変化しています。
紅茶は1杯目はダージリンのファーストフラッシュ(SINGBULLI農園)
マスカットの香りと葉の若々しい香りを感じられて、チーズにフルーツを添えたような、互いを引き立てるハーモニーが楽しめます。
二杯目の紅茶はヴィンテージウヴァ2019 (GREEN FIELD 農園)
トーマス・リプトンがウヴァの土地を開墾し、生産者から茶葉を購入しその礎を築いたということで、とても馴染みのある爽やかな香り豊かな紅茶。
ダージリンとは異なり、渋み濃い水色が特色です。
今回使用したスティーブの茶器
紅茶なので、その色がわかるように白磁のものを使用しました。
◎ 4/16,4/17のチーズ
◆ チョコロット(英チーズ) CHOCOLOT COOMBE CASTLE社
◆ スティッキートフィー(英チーズ) STICKY TOFFEE COOMBE CASTLE社
◆ ル・ルレ・クランベリー(仏チーズ)LE ROULE CRANBERRIES RIAN社
◆ ファンブリヤーオレンジリキュール(仏チーズ) FIN BRIARD A LA RIQUEUR D’ORANGE ROUZAIRE社
◆ ミモレットジュンヌ (仏チーズ)MIMOLETTE JUENE
◆ ケソデムルシアアルヴィノ(スペインチーズ)QUESO DE MURCIA AL VINO 山羊乳
◎ 4/23,4/24のチーズ
◆ チョコロット(英チーズ) CHOCOLOT COOMBE CASTLE社
◆ スティッキートフィー(英チーズ)STICKY TOFFEE COOMBE CASTLE社
◆ ホワイトスティルトン マンゴー&ジンジャー(英チーズ) WHITE STILTON MANGO&GINGER
◆ カレ・ド・ブルターニュ(仏チーズ)CARRE DE BRETAGNE
◆ コンテ8ヶ月以上熟成タイプ (仏チーズ)COMTE
◆ ミモレットジュンヌ (仏チーズ)MIMOLETTE JUENE
◆ ケソデムルシアアルヴィノ(スペインチーズ)QUESO DE MURCIA AL VINO 山羊乳
◆ ブルーチーズ(日チーズ 長野軽井沢)アトリエ・ド・フロマージュ
今回のチーズと紅茶のペアリングでは、チーズの塩味、うまみがタンニンをやわらげたり、ひきたてたりすることを実感しました。
紅茶のタンニンが脂肪分を流してくれる役割も果たします。
食べ合わせに関するヒント
香りが強いものをマスクするには
●橋渡しをしてくれるような組み合わせ:
例)カレ・ド・ブルターニュ+黒胡椒(トリプリングー橋渡し)
●コントラスをつける
例)青カビ+デーツ(コントラスト)
などがあります。
今回もとても楽しく勉強になる「チーズの会」でした。
今回の学びとともに、チーズを楽しんで紅茶とともに召し上がってみてください。 Bon Fromageの河西先生、ありがとうございました。
カテゴリー
最近のブログ記事