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5月の営業

5月の営業

風薫る5月。

Gallery Kugaの5月の営業は下記の通りです。


5/1(WED)

5/2(THU)

5/3(FRI)

5/4(SAT) ご予約定員に達しました。

5/5(SUN) ご予約定員に達しました。

5/6(MON) 休廊日

5/7(TUE) 休廊日

5/8(WED)

5/9(THU) ご予約定員に達しました。

5/10(FRI)

5/11(SAT) ご予約定員に達しました。

5/12(SUN) ご予約定員に達しました。

5/13(MON) 休廊日

5/14(TUE) 休廊日

5/15(WED) BOOK EVENT準備につき閉廊

5/16(THU) BOOK EVENT

5/17(FRI) BOOK EVENT

5/18(SAT) BOOK EVENT

5/19(SUN) BOOK EVENT

5/20(MON) 休廊日

5/21(TUE) 休廊日

5/22(WED)

5/23(THU)

5/24(FRI)

5/25(SAT)

5/26(SUN)

5/27(MON) 休廊日

5/28(TUE) 休廊日

5/29(WED)

5/30(THU)

5/31(FRI)

[EVENT] 「スティーブのうつわと楽しむチーズの会」4/29,4/30

[EVENT] 「スティーブのうつわと楽しむチーズの会」4/29,4/30

4/29(MON) ,4/30(TUE) と「スティーブのうつわと楽しむチーズの会」を開催いたします。 (全回満席をいただいております) 今回のテーマは「ヨーロッパ修道院のチーズ」となります。 修道士、修道女たちの好奇心と探究心の賜物であるチーズの奥深さに触れて参りましょう。 講師:河西佳子(Bon Fromage主宰)

[Event] Artbook 「STEVE HARRISON」in 森岡書店終了しました

[Event] Artbook 「STEVE HARRISON」in 森岡書店終了しました

昨日4/21をもちまして、Artbook「STEVE HARRISON」in 森岡書店無事終了いたしました。

会期中は多くの方々のご来店を賜り、心より感謝申し上げます。

また、森岡書店の森岡さん、スタッフの皆様にも大変お世話になりました。

ありがとうございました。

Gallery Kuga Editorialとして初のイベント、大変心に残るものとなりました。

またいつかどこかで。

連載 Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み Chapter 5更新

連載 Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み Chapter 5更新

blogにて連載中の Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み 

Chapter5 壁

 更新いたしました。

是非ご一読ください。


Chapter 1 出会い

Chapter 2 胸中成竹

Chapter 3 真を写す人

Chapter 4 ふたつの茶会

Chapter 5 壁

2024.04.13

連載 Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み Chapter 5 壁

連載 Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み Chapter 5 壁

Artbook「STEVE HARRISON」出版への歩み


Chapter 5 壁


ギャラリー久我でのスティーブの作品紹介は、順調に進み、作品への理解者も徐々に増えてきた。展示販売のご案内をすると駆けつけてくださるありがたい方々もいらっしゃる。

スティーブ自身も、意欲的なコンセプトのある作品を作り、自分の工房ではないロンドンの街中のギャラリーで、初めて作品展を開催した。(2015年Cupboard展)

私の、「スティーブの本を作りたい」という気持ちは変わりはなかったが、一体どのようにしたら本ができるものなのかがさっぱりわからない。

何と言っても私自身、本を制作したことなどないのだ。

本を作るとっかかりも得られない、という焦りは喉に刺さって取れない魚の小骨のようだ。時に、痛む。

とはいえ、帰国以来、私も私なりには努力はしていた。知り合いに声をかけ、出版会社で仕事をしている編集者を紹介してくれと頼んだり、ギャラリーに来るお客様にも「スティーブの本を作りたいのだ」と伝えたりもしてみた。

紹介してもらった編集者に見てもらうための企画書のようなものを作ったりもしてみた。

しかし、何をどうやっても実を結ばない。私自身はスティーブの力と将来性を確信しているのだが、それがうまく伝わらない。

悶々としながらも、打開策も解決策も思いつきはしなかった。


その頃、一人のスタイリストから連絡をもらい雑誌用にスティーブの作品を貸出することになった。メジャーな雑誌に掲載されるので、少し世界が広がるかもしれない、と密かに期待をかけた。そのスタイリストさんには、それ以降も何度か作品をお貸出することとなる。しかし、結果としては本作りのきっかけとはならなかった。


こうして数年が経っていくと、「本作り」は決して忘れたわけではないのだが、スティーブ作品の買付けやその販売も忙しくなり、しばらくそのプランは棚上げせざるを得なくなってしまった。


この頃、スティーブの買い付けは年間2−3度行っていた。ロンドンでステイーブに会うたび、本作りだけが残された宿題のようなものだ、とひしひしと感じることとなる。

スティーブが本作りのことを一才聞かないのも、それはそれで私にはプレッシャーとなった。何といっても本を作りたいから、とわざわざインタビューの時間を何時間も取ってもらったのだ。

高い高い壁を感じ、どうしたらその壁を登れるのか、もしくは壁に穴を開けられるのかがわからないまま時が過ぎていった。



●CUPBOARD展のスティーブ




●CUPBOARD展 54 THE GALLERYにて



●CUPBOARD展ポスター