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2016.08.07
ないものを作り出す力
イギリスにもようやく遅めの夏が訪れた感があります。先週に比べると少し気温も上がってきました。
公園もカフェも夏を楽しむ人々でいっぱいです。
ギャラリー久我で扱うようになってから5年を迎える陶芸家・スティーブ・ハリソン邸に行ってきました。
ただの陶芸家というよりは、丸ごとアーティストといったほうがふさわしい彼は、ないものを作り出す力を持っている人で、今回も1950年代のフランスのクッカーの前に素晴らしいタイルの作品が出来上がっていました。
このタイル、一つ一つが違い、その文様を追っていくとそのままそれがスティーブの陶芸家としての軌跡を表現しているものでもあるそうな。
スティーブの作品とロンドンで出会って10年近くになりますが、彼の着実で確実なステップアップは賞賛に値すると言っても過言ではありません。
余計なものに気を取られず、常に真摯に陶芸と向き合ってきた結果が今に至っているのですね。
見習うべきところ、多々あります。
そして今回もその姿勢が作品に表れていて、素敵な作品を大いに仕入れて参りました。
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